リースバックとリースの違いとは?それぞれの特徴と利点を比較!
突然ですが、リースバックとリースというものをご存知でしょうか。言葉は似ていますが、それぞれ特徴や仕組みは、異なります。これから利用したいと思っていた方、今後利用する可能性がある方のために、こちらでは、リースバックとリースの違い、特徴などについて、詳しく紹介しています。
リースバックについておさらい
そもそもリースバックとはどのようなものなのか、あまり聞き馴染みのない方がいるかと思うので、下記で詳しく説明していきたいと思います。
リースバックとは
リースバックとは、主に資金調達などを目的に利用されるものを指します。具体的な利用目的としては、「たまっている借金を一気に返したい」、「新しく始める事業の資金が欲しい」などの目的に対して、リースバックは、よく利用されています。
そのために自らの資産を売却することで現金を手に入れて、資金を調達します。さらに、リースバックはそれだけでなく、賃貸契約を結ぶことで、売却した資産を賃貸として活用することが可能となります。
たとえば、資産である自宅を売却しても、賃貸契約を結べば、その住まいに住み続けることができるということになります。このリースバックは、主に不動産会社などの業者が実施しており、そちらをとおして、契約を進めていきます。
ちなみに、資産となる対象は、その業者によっても異なってくるため、注意が必要です。下記では、そんなリースバックとなりうる資産の種類について説明していきます。
リースバックの対象
リースバックでは、さまざまなものが資産の対象となっており、自宅などの家、そして土地、マンションや倉庫など多種にわたります。それだけでなく、車や飛行機などといった物も資産の対象となる可能性があるので、リースバックは、幅広い活用が期待できます。
リースの種類と仕組み
次は、リースについて紹介していきます。リースというのは、リース会社をとおして、希望する製品を利用者に提供する仕組みです。製品は、リース会社がメーカーから購入して、利用者は、そのリース会社から毎月リース料を支払うことで、製品を利用できます。
利用者は、まず希望の製品を選択して、その製品をリース会社に申込み、貸出期間やリース料の条件を決定して、契約します。その契約後に、製品が届くことで、利用が可能となります。
契約期間については、半年などという短期間から10年という長期間のものまで、利用者の希望や条件に合わせて決定することが多いです。そんなリースは、大まかに2種類で分類されます。下記でその種類について紹介していきます。
ファイナンスリース
ファイナンスというのは、金融という意味があります。ファイナンスリースは、リース会社が立て替えて払ってくれるものを指し、利用者が利用する製品に対して、リース会社が購入費用を立て替えて、契約後に利用者の方が、その購入費用と利息を毎月リース料と支払う仕組みです。
ちなみに、このファイナンスリースの特徴として、契約期間中は、解約が無効であったり、途中で解約する際には、違約金が課せられる場合が多いので注意しましょう。
オペレーティングリース
こちらのオペレーティングリースというものは、リース契約期間後にも、その製品に残存価値が見込まれる場合に使用される場合が多いです。リース会社は、その残存する価値をあらかじめ予測することで、購入費用や利息分などを残存価額から控除して、リース料を利用者に支払ってもらいます。
残存価額を考慮しているので、リース料は、ファイナンスリースに比べて安くなるのが、こちらのオペレーティングリースのメリットの1つです。ちなみに、契約期間が終了すると、リース会社は、この対象物を転売やレンタルとして使用することがあります。
リースバックvsリース!どちらが適している?
上記で、リースバックとリースについて説明してきました。では、実際にリースバックとリースは、どちらが適しているのでしょうか。
結論から言うと、先ほど説明したとおり、リースバックとリースでは、それぞれ特徴や仕組みが異なっているため、自身の目的に応じて、使い分けていくのが正しいと言えるでしょう。たとえば、リースバックの対象の資産は、不動産などですが、リースは、主にプリンターなどの機械設備となります。
また、リースバックは、資金の調達が主な目的であり、リースは、機械設備の利用が目的となるので、こちらの点にも違いがあります。契約中に解約が可能か不可能かなどの違いもあるので、やはり、どちらが適しているかというのは、自身の利用目的をはっきりさせたうえで判断するのが正しいでしょう。
その際に、リースとリースバックを間違えないように注意して利用してみてください。
まとめ
今回は、リースバックとリースの違いやそれぞれの特徴について解説していきました。それぞれメリット、デメリットが存在しますが、どちらも需要が増えてきているのは事実です。今は、利用する気がない方でも、今後、このサービスを利用する可能性は、十分にあると考えます。
なので、その際は、またこの記事を読んで、参考にしていただけたら幸いです。